ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

今日の空

梅雨入りしたけれど

雨が降ったり天気のいい日が続いたり

大雨にはいたっていない状況なので

ほどほどの雨ふりな日々で

ありますように…

 

▼福岡タワーとエヴァンゲリオンのコラボも開催されておりましたのです。ウフっ

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 2020年になって間もなく、コロナが世界中で蔓延し外出自粛要請となったことで、県外や県内でさえも、出掛けたくても中々出掛けづらい日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 そんな中でも、私は外出する用事のついでと運動がてら展覧会などの見学に出かけていました。何故なら、きちんと対策をされていた会場だったからです。

★勿論『マスク・手洗いうがい・三蜜回避』は努めております。

 

 私が福岡へ移住し、私にとって一番幸せなことは〝美術館〟や〝博物館〟〝歴史的建造物〟等がヨリドリミドリなことです。福岡市民になってからお陰様で、様々な展示会の見学をしていることが、友だちのいない今現在の私にとって心の拠り所になっています。

 小さな展示会から大きな展示会に行きましたが(それでも的を絞っていますです)小さい大きい関係なく、いろんな意味で心が動かされ癒されています。

 で、そんな中、九州国立博物館で開催されていた「奈良・中宮寺の国宝」と「御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物ー再現模造にみる天平の技ー」、現在〝福岡市美術館〟で開催されている『高畑勲展(~7月18日(日)まで※月曜休館)』を見学したのですが…

 

「なんということでしょう☆彡」

 

と思ったくらい心が震えたようで、なぜだか、わけわからない涙が自然にあふれてきてしまったので、涙を止めようかと思ったのですが何故か止まらず…。こっそり静かに涙しておりました。イヤー自分でもびっくりでした。

 とりあえず、忙しくないはずなのに、様々なことでボディブローを食らうような出来事が起きていたので、弱っていたからかもしれません。

 っていうかですね、先人の人たちの残したものを引き継いだり、この後残して行くという作業の尊さに感動しちゃって、時代のタイミングが少し違うだけで、古来に伝わったモノの材料となるものが絶滅危惧種になったり、もうすでに手に入れることができなくなってしまったり、自然保護の観点などから、材料の入手が難しく再現することができないこともあることに気づかされ愕然としました。

 あと、昔だからこそ、日々の生活のすべてが「働く」ということだったのですよね。生活をする上で道具一つすべてが手作り。しかも、とても吟味されていたり凝っている。残されているモノのほとんどは一般庶民のものではありませんので、それなりの身分の方だけの馴染みのモノだったのでしょうけれども、なんというか、当時でも貴重だっただろうけれども時代が令和だからこそ、さらに貴重になってしまうのです。

 しかも、材料すべてがイチイチ凄い! それに加え、それらを作る作業工程に限らず道具も凄い。しかも、すべて手作業。。。

「と、尊いすぎる…。凄い。」

 といった言葉しか浮かばないくらい、感動しました。 奈良に行きたくなりました。高校の修学旅行で奈良は行ったことはあるのですが、真面目に見学しておけばよかったです。

 うっすらと奈良の大仏様と仁王像と奈良公園の鹿のことしか覚えていません。あと、旅のお供に持っていっていたBZ'さんの曲をいれたカセットテープをバスの中で聞いていた曲の中で印象深く残っていたのが「BE THERE」なことくらいでしょうか。

 国立博物館の展示会の場合、学生時代の歴史の教科書でしかみたことがないモノがレプリカな場合もありますが現物をみれる機会に恵まれることは、私にとって至極嬉しいことです。何故なら、これまで機会を逃していたからです。それは自分で情報を探さなかったことも理由の一つにはなりますが、本当に自分が興味あることをないがしろにしてきたからということが一番大きかったりします。

 正倉院宝物展での一番のメインとなっていたのは【琵琶】だったのですが、この【琵琶】をみたくて今回は行きました。その【琵琶】を再現するのに必要な材料の中に鼈甲(べっこう)があったのですが、その鼈甲ってウミガメの手足の部分だということを今更知ったことで〝尊さ〟が増倍したのでした。

 あと、3月に同館で展示されていた【菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしゅいぞう)/田如意輪観音(でんのいりんかんのん)】は息子につきあってもらい見学したのですが、教科書でしかみたことないこともあり、思わず手を合わせてしまう始末。その他の仏像も小さいながらも存在感の大きさに感動しました。仏像の世界も奥深そうです。うん。

 いや、本当、別件でも行きたい場所があるので、安西先生…奈良に行きたかデス。

後、現在福岡美術館で開催中の「高畑勲展」。現在クリエーターの方やそれらを目指していらっしゃる方はとりあえず、観ておくことをお勧めします。これまた凄かった。

 そして、私が幼児期に好きだった作品に携わってらっしゃったことがわかりまして…あはは( ;∀;) だからか、普通は泣かないと思うんですけど、自然に涙があふれてきてしまい、鼻水もでちゃうくらいでした(マスクに感謝!)

 というのも、「アルプスの少女ハイジ」と「母をたずねて三千里」は大好きでリアルタイムでみていた作品で大好きだったんですね、でも、「赤毛のアン」はみていたけれどそんなに印象深く覚えてなくて…。「ホタルの墓」は読書感想文を書いたことがあって原作を読んだこともある作品なので、当時の思い出まで一緒にフラッシュバックしちゃったからとめどなく涙があふれることとなったのかもしれません。後、一番驚いたのが「じゃりン子チエ」。大好きだったんですよねぇ。この作品。毎週楽しみにしてたことが思い出されました。

パンダコパンダ」は、息子が幼少期の頃、友だちの家に遊びに行くたびに見せてもらった作品なこともあり、息子は時々YouTubeで検索をして観ているし…。

 あと「かぐや姫物語」は、私がA型作業所に通所していた頃に地上波でみて、何故かよくわからないけれど、号泣した映画でした。

 展示会では「かぐや姫物語」のある一場面の動画が繰り返し流れているのですが、はじめて映画を観た時に一番印象深く残っていた場面でした。初めてみた当時は、ただ意味がわからずに涙が出ただけでしたが、今はヒシヒシと姫のネガティブな想いに自分のこれまでに感じていたことが重なって、涙がでました。【怒りと悲しみ】って本当にセットなんです。なので浄化されるようでした。

 とにもかくにも、描かれているラフの線の美しさに震えるくらい感動を覚えました。デザイン書道を習っていた時の先生が「線が大事」って何度もおっしゃられていたことがとても腑に落ちました。

 本格的なデッサンを習ったことがないので、習いに行こうかなぁなんて思ったくらいです(笑) ※単純なんですワタシ(*´з`)

 ただ、一つだけ、高畑監督の言葉は〝ありがたく〟もあり、私は真に受けてしまった1人かもしれない…なんて思ったのでした。その真に受けてしまったことは、後日にでも記事にしたいと思います。

 っていうか、こんな時にすんごい展示会が開催されてるのだもの、開催されてる場所もそれなりに対応してくださっているのだから、私たち一人ひとりがそれなりに対策をして、見学すればいいだけです。

 ただ、一つだけ…

カップルの皆さん、又はお友達といらっしゃってる皆様、とにもかくにも、ソーシャルディスタンスは守ってください! 自分たちはくっついててもいいけど、他のお客さんの間がないのに、横入りしたりしないで!!! お願い! そして、静かにしてください!っていう注意書きがあるのですから、くれぐれも守りましょう! よろしくお願いします。

 

きょうはこのへんで…