雲に託す
龍のような
雲をみると
一瞬だけ
お迎えが来たのかと
勘違いしそうになる
心がどこか
もぬけの殻でも
物足らないわけでもなく
ああ、もうそんな時が
来たのかと
この世に未練が残る
己に気づく
本当はどこか遠い場所へ
さらって欲しい気持ちが
無いわけではないのだけど
今のままの私じゃ
どんな場所に行っても
同じことを繰り返す
だけなのだろうから
周りを変えることより
私が私に還る場所を
どうか思い出せますように…
という願いを雲に託そう…