ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

灯火

この世に生まれた意味を

いつも僕は自問自答していた

月の光を浴びながら

またいつか還る日を夢みて

僕は天を仰ぎ

望郷の彼方を描いては

夢をみていた

恐れの中にある 悲しみや怒りを

持て余すことで

いつも僕は僕自身を責めていた

誰にも灯すことができなかった

僕の中で燻っていた思いを

察し照らしてくれたのは

あなただったことを

今更気づいたところで

もう遅いけれど...

 

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みいつけた

私、ずっと自分だけに届く言葉を

 

ただ探してただけだったんだ

 

たくさんの落ち葉の中から

 

お気に入りの葉っぱをみつけて

 

拾い集めて宝物にしてたように

 

幼い頃から拾い集めた言の葉を

 

誰かのために紡ぐことが

 

私の使命なのだと

 

勘違いしてた

 

そうであればいいなと

 

憧れのあの人のように

 

なれたらいいなと思ってた

 

ハートにじわじわと染み入り

 

私の中の何かが溶けてなくなるような

 

誰かのために紡ぐ言葉を

 

私も誰かのために紡ぎたかったの...

 

たくさん集めた言葉や体験を

 

私の言葉で綴ろうとしても

 

ずっとできなかったのは

 

私が誰かになろうとして

 

紡いでいたからなんだ

 

だから、勘違いされたり

 

誤解されたんだ

 

私はただ知ってるだけで

 

感じていなかったのだもの

 

それに、

 

誰かのために紡ぐ言葉を探すより

 

私自身の中から溢れてくるものごとを

 

ただ素直に紡ぐことで

 

私自身が喜ぶことに

 

ようやく気づいて

 

すると、私以外の人にも届いた。

 

不思議と

 

今まで拾い集めていた言の葉を

 

集める必要のないことにも

 

気づいたの

 

そして、私はずっと探し求めていた

 

本当の私をみつけることができた

 

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ずっと探していたもの

僕が欲しかったぬくもりは

僕が思っていたものと

違ったようだ

彼女が時々そっと手に触れ

優しく握りしめてくれたり

木漏れ日のような笑顔で

いつもみていてくれたり

言葉とは違う柔らかなオーラで

いつも包みこんでくれていた

彼女から受け取る

全てのことで

僕は天に昇ったような

気持ちになれたけれど

その後にとてつもない孤独に襲われ

彼女のカタチやぬくもりを探し

求めようとする僕は

まるで捨てられた子猫のようだと

気がついてしまった

彼女がそばにいないと

どこか頼りない僕が

ずっと追い求めていたものは

夕暮れ時の台所で

母が嬉しそうに僕たちのために

夕飯の支度をしながら

他の家族には内緒で

僕だけに味見をさせてくれたこと

厳しさの中にある

僕らへの母の愛は

いつも食卓に並んでいた

素朴だけどあたたかな

ほっと弛まる空気感は

母、独特の世界だった。

公園からの帰り道

母に手を差し出せば

優しく握り返してくれた

あの日のあの手のぬくもりを

僕はずっと今まで

探していたみたいだ

彼女のぬくもりと

母さんのぬくもりは

似て非なるものだと

そんなあたりまえなことを

今日まで気づけずにいた僕は

やっと母さんから

卒業できる気がするよ

 

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渇き

前に進んでいるはずなのに

心はどこかに置いてけぼりで

生きることだけで

精一杯だった頃から

空っぽのままの私が

当たり前になっていた

渇いた喉を潤したくて

勢いよく冷たい水を

飲んでも飲んでも

喉がカラカラに

渇いているような錯覚に陥り

何を飲んでも

喉の乾きがおさまらない

そんなことでさえ

私は自分を追い詰める

材料にした

力を入れすぎても

力が抜けすぎても

どちらも自分ではないようで

どんな自分が私なのか

私という輪郭をみつけるための

渇いてもいない喉を

潤すために水を飲んで

私の輪郭を見出す術にした

投げたら破裂する

水風船のように

私という輪郭が浮かび上がり

渇いていたのは喉ではなく

涙だったことを

思い知った遠い夏の日

 

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日曜日のブランチに

いつもあなたが

 

言ってくれる

 

何気ない一言に

 

今日は何故か

 

〝キュン〟として

 

思わず利き手で

 

胸を抑えたくらい...

 

あなたは何にも

 

変わっていないのに

 

いつも通りの

 

「ありがとう」に

 

何故か〝キュン〟とした

 

そんな自分に

 

戸惑いながら

 

照れくさそうに

 

モジモジする私を

 

不思議顔で笑い

 

その理由を

 

恥ずかしくて

 

素直に言えずに

 

誤魔化した

 

日曜日のブランチ

 

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今日の空

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夏が来たーーって感じの青空が広がっていても
ジメジメしてるからか久しぶりの外干しは

洗濯物がなんだか湿っぽく感じましたが

今日はお布団干したいから

カラッと晴れて欲しい

そして少々風も吹いてくれたら...なんて

ムシの良いことを思っている

ワガママなワタシ(>_<)です。

 

しばらくブログ更新が途切れていましたが

実は先週の昨日が4?の誕生日で

人生初のお伊勢参りに行けたので

なんだか軽く放心状態でした。

旅の途中にびっくりすることに気がつき

『うっそーん。まさか 嘘だよね( ̄∇ ̄)』

ということがどんどん紐とけ

壮大なスペクタクル巨編になってしまい

脳みそのキャパが小さい私ですから

暫し思考停止している事態になっていました。

生活はできるくらいの思考停止でしたから

きっとこういうのが一般的な

脳みその在り方のような日常も味わえ

ぽかーんの状態を数日味わってたら

いつの間にか一週間過ぎていて

自分でもびっくりしている今日この頃です。

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なんだか話がズレたな。。。

今回、誕生日のお祝いに

プレゼントはいらないから

伊勢参りをしたいと家族に申し出ました。

大人になってからは誕生日のアピールは

私の誕生日を知っている人にでさえ

したことはありませんでした。

自分の誕生日をアピールすることは

恥ずかしいことだから

そんなことしてはいけないという

母の価値観や生き方を見て育ち

誕生日をアピールすることは

恥ずかしくて卑しいことだと思っていました。

家族にもアピールしないことが

美徳だと勘違いしていました。

本当は誰かにお祝いをいただいたり

お祝いのメッセージをもらったり

そういったことを心の何処かで待ちわび

期待している自分をとても卑しい人だと思い

戒めていました(苦笑)

そんなツマラナイ常識を握りしめ

他者が自然に自分のお誕生日アピールを

している場面をみながら

私はモヤモヤしていた卑しくて

恥ずかしい人間でした。

そんな素直じゃない自分も嫌でした。

自分自身の存在価値や意義を

幼い頃から模索していたことが

人前に出て目立ちたいとか

自己主張をしたがっていたのは

固有受覚の不具合や胎児性の愛着の問題を

抱えていたからだということに

去年の年末辿りつき

約半年で最後の仕上げを行い

私は本来の自分を取り戻すことができました。

ですから私にとって

去年から今年にかけての約一年は

忘れられない大切な一年です。

すごく苦しくて辛かったし

本当によく死なずにすんだなと

自分でも思ったくらいでしたから。

それくらいの毒出しをしました。

だから、今年の誕生日は

ワガママを聞いてもらおうと思い

相方や両親に

『1人でお伊勢参りをしたい』と話しました。

気持ちいい返事ではなかったのですが

ワガママを聞いてもらうことができ

念願のお伊勢参りの計画を進めました。

7月初旬はまだ梅雨の真っ最中ですし

天候次第では行けなくなることも想定しつつ

早々とJRや宿の手配をしました。

行けない現実がきたら

受け入れればいいだけですから。

でも、私には行ける現実しかこないという

揺るぎない自信のようなものは

少なからずあることにも気がついていました。

で、行けない現実を想定すると

いろんなことでブロックを感じました。

(それも全てダミーでしたけどね( ̄∇ ̄)

で、その度に心が揺らぎましたが

公共交通機関が止まらない限りは

何があっても行くって腹をくくったら

スルスルと事は進みました(笑)

そして、後は天候次第となりました。

旅のプランも決め

後は出発当日を迎えるだけとなった

数日前に熱帯低気圧が発生します。
(マジかよ( ̄∇ ̄)

あっという間に台風3号になり

しかも、最悪のコースっぽい。

このままでは、お伊勢参りどころでは

なくなるかもしれないという事態( ̄∇ ̄)

しかも九州北部では

断続的に雨が降りつづいている始末。

被害も起きている。

台風のコースや日時の予想をみると

行けないかもしれない現実も味わいましたが

結局出発前日までに台風は過ぎさり

九州北部では断続的な雨が降り

公共交通機関の状況も思わしくなかったけど

新幹線の待機や遅れもなく

何事もなく行って帰ることができました。

しかも誕生日当日の伊勢は晴天に恵まれ

自分が生まれた時刻に内宮に参拝できたので

本当に嬉しかったです。

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伊勢の旅は、緩やかに自分の時間が

流れているのを感じることができました。

『行けなくなればいい』という

他者の負の感情を感じることがあり

他者の責にしそうになることもありましたが

私にとっては都合の良い現実となり

結局自分自身の想定どおりになりました。

私は何もしなくても

見えないサポートが働いていることを

改めて思い知る1人旅となりました。

私のワガママを聞いてくれた

家族には感謝しかありません。

ワガママ聞いてくれてありがとう。

 

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また今日も

ふと見上げる空の色が

今どんな色で

どんな雲の形で

浮かんでいるのかさえ

今までちゃんとは

みてこなかった。

たくさんの人が

写真に納めたくなるような

そんな空ではなくても

見上げればすぐそこにある

なんでもない空でさえ

愛しさや儚さを

感じてしまうのは

大切なあなたが

天に還ったからなのだろうか...

雲の切れ間から

降り注ぐ光は

いつも私をみて

見守ってくれていた時の

眼差しのようで

胸がきゅっと

締め付けられる。

生身では会えない

もどかしさや痛みを

ただ感じながら

微かに覚えている

あなたの温もりを

思いだせなくなりそうで

怖くてたまらない

本当は...。

行き場のない思いを

1日1日噛み締める

今日もまた...

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