ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

『大丈夫』 じゃないじゃないかー

大丈夫だよっていわれても

なかなか素直に

大丈夫って思えなかった。

多分幼い頃

病院にいって

注射をされたりする時

『少しちくってするだけで

 大丈夫だから』

っていう裏に

『早くして!』
 
『次の人を待たせちゃ悪い』

とかそういった

大人の裏腹な気持ちも

のっかってたんだと思うな。

今となってみれば。

だから、大人がいう

『大丈夫』っていう言葉を

拗ねている時には

受け取れないんだよなぁー。多分。

だって、注射チクッとだけど痛いし、

チクッとした後も痛い事あるし

看護師さんにぎゅってされるし

ありきたりな

『大丈夫』が

『大丈夫じゃない現実』を

思い知り、大人になったからだ。

そうだ。きっとそうに違いない

だから、世の中のすんばらしいこと

説いている人たちに

どんなに『大丈夫』っていわれても

私には通じなかったんだ。

ああ、『大丈夫じゃないじゃない!』を

私は勝手に刷り込んでたんだな。

ああそうかもしれない。

大丈夫かどうかなんかわからない

痛いかもしれないけど

今はしょうがない。

今痛いけど病気を予防するらしい

チクッとするよ痛いけど

ちょっと我慢してね

なら、わかる。

そこに、大人の勝手なエゴが

付け足されただけの話なんだ。

「痛いけど死なないから大丈夫」

そう思うと『大丈夫の魔法』が

通用しない人たちがいても当然だ。

だって、大丈夫じゃなかったんだもの。

嘘つかれちゃったんだもの。

そりゃあそうだね。

そりゃ、大人のいうこと信用できなくなるよね。

ああ、そうだ。

だから、どんな人に

この先『大丈夫だよ』っていわれても

信じられなかったんだな。私。