ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

もうひとりのワタシへ

前略 

この世界のどこかに存在している

もう1人の私へ…

 

あなたはこれまでずっと

自分が欲しいと思ったものは

手にいれることができた

恵まれていた存在だったのかもしれない

欲しいものは口にだせば

願いは叶ってきただろうと思う

だからなのかはわからないけれど

欲しいものが手にはいっても

大切だろう人たちと共に

楽しい時間を過ごしても

大好きな人が隣にいても

なんとなく物足らないって

そう思ってきたんじゃないのかな?

 

私は、そんなあなたとは違って

自分が欲しいものは

ずっとあきらめるしかなかったの

本当に欲しいものは

私には似合わないからとか

お金がないからって

ずっとあきらめなきゃいけなかった

それでも、私は事足りていたんだけど…

着てみたいお洋服も

傍においておきたいお人形も

初恋の人だって

全部あきらめることになった

だから私でも手にいれられるもので

私は満たされてきたし

満たされていると思い込んだりもした…

そしていつか私も

自分が本当に欲しいものを

手にいれる日がくることを

ずっと夢にみてきたんだ…

でも、いざ大人になってみると

その夢が叶って

手にいれることができたけど

束の間の喜びの後に

私の心は虚しさでいっぱいになって

満たされることはなかったんだ…。

なんでなんだろう…。


ねぇ、もうひとりのワタシ?

あなたの世界からみえる私は

どんな風にみえるのかな?

私の世界からみえるあなたは

とても魅力的だし

私と似ている部分もあるなって思うし

全く似ていないなっても思う

似てるようで全く似ていない私たちに

もし1つだけ共通点があるとするなら

心の底から求めているモノが

互いが唯一持っていなくて

それがどんな色なのか形なのか

どんな物事なのかは

今はまだわからないけれど

その本当に求めていたモノを

受け取った感覚が同じだった時

勝手に扉が開いて

私たちは同じ世界で

共に生きていける

チャンスが与えられるのかもしれない

それは私やあなたにとって

2人で1つということかもしれないし

平行次元の世界で

“心だけは共に傍にある”

ということなのかもしれない

どちらにしても

今の私やあなたのままでは

これから進むだろう世界の中で

生き延びられないのかもしれないから

共にその術を模索することが

おそらく私たちにとって

これから同じ世界で共に生きる

指針になるのかもしれない

だから私、今の場所で

“自分を生きる”ことにするよ…

 

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