ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

LD体質な私の身体感覚について②-違いと共感すること-

LD体質な私の身体感覚について①-はじめに-では、全くもってずれた内容になっておりまして、どうもすみません。はてさて、本題にはいりたいと思います。今回のお題はLD体質な私の身体感覚について②-違いと共感すること-にしておりますが、この〝違いと共感すること〟というのは、自分以外の発達障害と診断された方たちとの身体感覚の感じ方の違いもあれば共感していることも多々感じています。で、一度そのことに関しての考察を私の視点で綴ってみようと思ったことから記事にしてみようと思いました。それと、全国的にも有名な支援者の方にちょっと失礼なことを言われたこともあったりして、その時にはその支援者の方へちゃんと伝えられないままセッションが終わってしまったので、今現在の私ならその説明ができることに気がついたので、リベンジでもあります。それと、当事者同士で身体感覚の違いからくる〝偽物扱い〟のようなことが何故起きてしまうのかも、このことを振りかえることで何か気がつくことがあるように思うこともあるので、また長文になるかもしれませんが、お時間が許す限りおつきあいくださいましたら幸いです。
【業務連絡です】ニキさんご本人が読んでくださるかはわかりませんが、本日の記事は発達障害の当事者の中でいる推しの1人である〝ニキリンコさん〟推しな内容になると思われますので、推されることが苦手だったり、なんかそういうことが苦手だとするならニキさん読まないでください。すみません。で、私はニキさんご本人と面識はございませんし、友だちでもなんでもなく、つまり、完全なる片想いですので、あしからず。。。

 

感覚過敏のことに限らず、私自身の身体感覚のアンバランスさでヒントをいただくこととなったのは、後にも先にも翻訳家でもあり、ASDの当事者である自閉っ子シリーズでお馴染みの〝ニキ・リンコ〟さんの感覚過敏や身体感覚の不具合のお話は私にはとてもしっくりくることが多く、実に興味深いし、共感することが多かったのです。藤家寛子さんとの対談の中では有名な

『こたつに入ると脚がなくなる』

そういった身体感覚の不具合は、著書で知ることになりましたが、爆笑しながら読みました(笑ってすみません)私にはこの『こたつに入ると脚がなくなる』という身体感覚はありません。ただ、スカートをはくと脚の太さがわかりづらくはなります。なので、現在流行っているワイドパンツやスカートは実は苦手です。そういったものを履く時は、必ずレギンス又はタイツやストッキングを履くようにしてボディイメージを保っていたのだなぁとことをその時に気がつくことになりました。ですので、普段はレギンスタイプのパンツを履くことが多いのですが、体重の増減があると、ボディイメージがしづらいことから、洋服のサイズで自分のボディサイズを知ることになり、徐々にその感覚が身体に刷り込まれていくといったことで、私は自分の脚のイメージを意識することに役立ててきました。

それは足の指も同じです。身体アプローチをとりいれはじめた頃、一部では五本指ソックスが流行っていました。ただ、私も息子もそれが良いといわれ、試してみたものの、息子は履いてもすぐ脱いでしまうし、私も履いていると気持ち悪くなってしまって10分も履くことができませんでした。なので、足袋ソックスならなんとか履けたのですが、それさえ気持ち悪かったので、私たち母子はビーチサンダルを履くことにしていました。その後は足袋ソックスなら履けるようになり、現在の私は5本指ソックスを一日中履けるまでになりました。体調によって足袋ソックスが気持ち良かったり、気持ち悪くなったりしますし、五本指ソックスが履けない日もありますが、五本指ソックスがはけるようになったら、ついてるのかついてないのかよくわからなかった〝中指薬指小指〟の三本が『ある』感覚がわかるようになりはじめました(笑)それだけ、足の感覚がわからなかったのだなぁーと思うこととなっています。

みえない状態になるとボディイメージがしづらくなってしまう感覚というのは、炬燵にかぎらないと思うのですが、私の場合には、手提げバックは置き忘れてしまうことが多いので、電車などを利用し歩くことが多い場合には、リュックを使用します。そういった場合、リュックはみえませんので、いくら背負っていても、身体ではないですし、背中にリックが『ある』感覚はしても、みえないことからリュックを忘れてしまい、周囲の壁や人にぶつかることになったりすることで『みえないことからなくなってしまう』ような感覚はあります。私の語彙に言い換えると、自閉圏の人たちに共通している『みえないものはない』ということに付随した〝なくなる〟というより〝忘れる〟という語彙に言い換えたほうが感覚的に近いです。

ボディイメージの感覚異常とか不具合はこれって、現在では原始反射の統合や身体アプローチで発達をとげると治るケースもでているようですから、数年後の子どもたちがどうなっていくのかが楽しみでなりませんが、息子だけでなく、私自身ももうちょっと身体の使い方が上手くなっているといいなぁーと思っていますし、今年から外出する時は地下足袋を普段履きにしているので、足の感覚がどのように変わっていくのかを観察している毎日です。

まだまだ続きます。

 

LD体質な私の身体感覚について③-違いと共感すること-へ続く