ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

ブルームーンの夜明けに…

〝会いたい〟と願っても

私の何かが赦さないから

そんな現実が起きているだけ

「目醒めればすぐわかるはずだよ」と

暗闇の中で立ち止まった私に

闇の世界の門番はそういって

目の前から立ち去った。

光を求め彷徨い続けても

どこにも見当たらない

別世界への扉は

だだ1つだけだといった

私の身勝手な先入観が

更に闇の奥深い場所へと誘い

魔のループの輪を描きながら

繰り返し湧き上がり続ける感情を

払拭できないジレンマに

掻き乱されては取り乱していた。

またいつものように

光を求めあてもなく

一歩踏み出した私は

今まで見たこともない

景色があることに気がついた

見上げてばかりいた顔を下げ

今までみようともしてこなかった

足元に広がる世界に視線を逸らすと

水面にキラキラと反射する

光の存在があることに気がついた

「ああ、なんで今まで私

この世界をみようともしなかったんだろう」

光は天から降り注ぎ影しか創らない

そう思っていたけれど

水面に写るこの光がもし私であるなら

闇しかみえないのは

当たりまえじゃないか…

暗闇の水面に写る光の正体が私で

ずっと還りたかった

『月』だと気がつき

天にも昇るような気持ちが溢れだすと

私の両手からパラパラと

こぼれ落ちた光の欠片が

闇の世界を彩る星座となり

どこまでも続く光の柱となり

新たな未知なる世界へ委ねてくれる

道標となっていく

そんなギフトが届いた

ブルームーンの夜明け

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