ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

感覚過敏とお薬③-ジェネリックの罠-

数年前まではジェネリック薬品も少なかったと思うのだが、最近は私たち患者のことを考えてなのかなんなのか、ジェネリック薬品を薦められることが多くなったように感じる。それが私にはなんともいえない不快な感覚を感じてしまっているのだが、薬価が下がり安くなることを喜んだほうがいいことなのだろうか? イマイチ私にはよくわからない。だったら、わざわざ初めて飲む薬の場合、ジェネリックにしますなんていう必要があるのかな?と些か疑問に感じてもいる。

長年同じ薬を飲んでいると、病院や薬局によってはジェネリックしかない場合もあり、新薬からジェネリックへ変更になる人が多いと思う、私も一度そういったことで、新薬からよかれと思って処方された薬が、私のお守り代わりになっていたセデコパンだった。

頓服以外にもセデコパンは飲んでおり、毎日飲む薬がジェネリック薬品に変わった時から、安定していた体調に不具合が起き始めた。その時まで感じたことがなかった副作用のようなものを感じたのだ。日中に酷く眠くなってしまったり、身体が怠くて重くなることとなり、その状態が毎日続いた。生活の変化もトラブルもなく、変わったことといえば、たった一粒のセデコパンがジェネリック薬品に変わっただけしか思いつかなかった。だから、病院へ相談をし薬がジェネリックに変わってから身体がしんどくてたまらないことを主治医に伝えたところ、成分は同じでも敏感な人は稀に影響を受ける人もいると教えてくださり、ジェネリック薬品のセデコパンは使わないこととなったことがある。そのことを当時お世話になっていた薬局の人に伝えたところ、新薬と成分は同じでもジェネリックの場合とでは、薬の溶け方が違うこともあるらしく、その血中に溶けていく時の速度の違いが体調に影響しているのかもしれない。といったことを教えてもらったことがある(苦笑)そんな話を聞いた時に、敏感すぎる自分を不便だなぁーと思ったことがあった。それ以来、初めて飲む薬に関しては、ジェネリックを利用するが、長年飲んでいた薬をジェネリック医薬品に変えることはしないことにしている。

私がただ敏感すぎるのか、そういった経験をした人にリアルで出会ったことがなく、私以外にもそういったことを感じた人がいるのだとすれば、どんな違いを感じたのだろうと思う。薬の血中濃度や身体への浸透の仕方で効果効能が人によって変わるのだということはなんとなく予想はついていたのだが、薬の溶け方が影響を与えてしまう身体の人たちの場合には、向精神薬以外にも投薬治療は慎重に行う必要があるよなぁとしみじみと感じたし、ASD界隈では以前から向精神薬を使ったとしても微量しか使わないということが一般的だと聞いていたことが腑に落ちることとなった。

 

感覚過敏とお薬④-リスパダールの悪戯ー