ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

今日の空

昨日の日中はいきなり春到来した?

というくらい暖かくて

雨でも降るのかしら?と思っていたら

学校帰りの車の中で

息子くんが頭が痛いっていうので

ああ、雨確定!と

雨の覚悟をしてましたら

やっぱり本日は雨です。

久しぶりの雨は

春の雨のような雰囲気です。

 

我が家は息子が施設に入所した頃から息子が自宅に帰省した時は、私たちが息子の生活になるべくあわせるようにしてきました。

小学部までは9時消灯でしたので9時には家じゅうの電気を消し、大人も布団にはいる徹底ぶりでした。

中学部になった時の帰省時に9時になってもいつまでも寝る様子のない息子に

私の母が

「Sくんもう9時だよ。寝る時間」

と声をかけると息子は

「10時」

と答えたのだそうです。

私はもうすでに眠っていたので、次の日の朝にその話を聞きました。息子を施設に帰す時にスタッフの方に訪ねてみると、中学生からは10時消灯だということでした。その時息子は時間を理解できているのだなと思ったことがありました。

中学部を卒業と同時に久しぶりに自宅から学校に通うといった一般的な普通の暮らしに戻りました。ひさしぶりに私も息子と一般的な普通の暮らしをしている中で気がついたのが、普通の暮らしほど、日々がランダムで変化が多すぎるよなーと思ったし、それが彼の負担になってしまうのだろうと思うようになりました。

施設入所をしないままごく一般的な普通の暮らしをおこなっていれば慣れていたのかもしれません。が我が家の場合には、施設入所の生活を数年していたこともあったことが、彼の体調不良の要因にもなっていたのだろうとも気がつくことになりました。

施設での生活は、団体生活です。大まかな時間の流れの中で、大体同じ時間に同じ活動をみんなで行っていたのだと思います。その点、自宅では、家族みんな起きるタイミングも寝るタイミングも家をでる時間も一人一人スケジュールはバラバラです。要するに、群れ(施設)で行動していた生活から、個別(自宅)で行動する生活へ変わったわけですから、施設にいた頃は、見よう見まねでできていたこともできなくなってしまったのだろうし、だから余計に疲れるのかもしれないなぁと思うにいたりました。

そして年が明けてからは、息子が食べたい時間にご飯を食べさせて、寝たい時間に寝るというふうにしています。なので、かなり常識では考えられない生活をしているのですが、それがまた、うまくはまりました(笑) そして、寒い日と暖かい日でも生活リズムが変わるのだということもわかりました。そして、学校生活もずいぶんおだやかに過ごせるようになってきていて、1.2学期におきていた体調不良が嘘のようです。

数年前から自分の心身の状態を整えるためにいろんなことをやってきましたが、身体面や心理面どちらからのアプローチで私に一番の変化をもたらすキッカケとなったことは、固定観念をぶっ壊し、常に常識を覆すことを恐れないことだったように思います。

頭でっかちなガッチガチ人間だったからこそ、固定観念や常識をぶっ壊すために必要だったのは、自分とは違った感じ方考え方を持った突き抜けている方たちの話を聞いたり、ブログなどを読ませていただいてる中で、自分勝手に怒られた気持ちになったり、大爆笑しながらだったり、思わず泣いてしまったり…。そういった感じで、私自分自身の制限も外れていくきっかけになりました。そのお陰で、常識を覆すことは怖くなくなり、人と違うことができる自分にも気がつくこととなりました。ようするに、やっと突き抜けられるようになったわけです。ええ。ここまでくるのに長かった。けれど、突き抜けよう!と思い覚悟決めてからは3年ぐらいですが…。

そして、今日は学校のイベントです。毎日拒否していた制服を着てでかけました(喜)着替えなくてもいいからなのか、今日はそんな気分だったのか。。。それでも、彼なりにいろいろ考えて行動できている様子がみられるのは、とても嬉しいです。