ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

子どもたちが教えてくれたこと

先日アップした記事(『自主企画を卒業したワケ①、②』)や過去の記事の中にも記載していると思いますが、そのイベントで関わったお子さんから、とても大切なことを教えてもらいました。たった3回きりの主催だったけれど、自分の身体だけのことだけではなく、また改めて息子と一緒に暮らしていく上で、『どんなことに気をつければいいのか』、『私にできることはどういったことなのか』、『子どものニーズに応えるってどうすればいいのか?』 そういったことに気がつかせてもらえた貴重な体験をしました。エピソードは少ないですし、とても些細なことなののですが、私にはとても大切なことを教えてもらえたことがあります。その中で一番嬉しかったことを今日は記事にしたいと思います。

最後のイベントの時、3人のお子さんたちと一緒に遊びました。一人のお子さんはキャッチボールと片足で手だけで押し合いっこの相撲、もう一人のお子さんは、腕を組み、屈んで立つという動作を鏡合わせで行ったり、おんぶしたり、金魚体操を行うなどお子さんが近づいてきたら、一緒に遊んだりしていました。イベントが始まってから、一定の距離はあるけれど、常に私の近くにいるお子さんがいたので、その距離を保ったり、指導に誘ったりしてみたりして、そのお子さんが参加したいものだけ、見守りながらイベント中過ごしました。思春期に真っ只中のお子さんだったからでしょうか? 栗本氏にも身体を触らせてくれず、とにかく身体だけではなく握手やハイタッチさえもさせてくれないお子さんでした。指導の中で身体を触らせてくれない場合にペットボトルを使用した方法を教えてくださったので、そのお子さんとやってみようとしたら、それさえ拒否されてしました。それらがどういった意味を持っていたのかはわかりませんが、拒否をされた時は無理やりやらせないで自主性を大切にするように…。といわれていたので、無理にはしませんでした。ただ、そのお子さんは、身体を大きく動かす動きや道具を使った指導なら参加してくれるお子さんだったので、発達支援コーチや長崎のグループ指導で教えていただいた時のことなどが思い出され、丸めた新聞紙で足だけでキャッチボールをするということをやってみようと思い、そのお子さんに試してみましたら、なんだかとても気に入ってくれて、ずっと足だけで丸めた新聞紙を転がしてキャッチボールしました。はじめは私とそのお子さんと二人でしたが、途中からもう一人お子さんがはいってきたので、3人で足だけでのキャッチボールを行っていました。すると、丸めた新聞紙が私の短い足ではキャッチできなくて、手でとることになって、手を使って新聞紙を転がしてみたら、手でペットボトルの受け渡しを拒否したお子さんが足ではなく、手でうけとり、そのまま手で転がしてキャッチボールをはじめました。その姿をみて心の中で「やったー!」と思って嬉しくて仕方ありませんでした。それからは3人でしばらく手で転がしてキャッチボールをしていて、私はトイレに行きたくなったので「トイレにいってくるね」といって席をはずしたら、その後はお子さん2人で遊んでおり、その場にもどってみても二人で真剣に遊んでいて、ああ、子どもって楽しいと思ったことは、強制しなくてもやりたがるものなのだなぁ。。。としみじみ感じる体験をさせてもらいました。しかも、道具は丸めた新聞紙なのに…。そのお子さんたちだけでなく、興味がむいた指導は強制されなくても、必ず参加して思いっきり楽しんでくれたお子さんばかりだったので、子どもは本当に楽しそうなことは身体が勝手に反応するのだなぁと思う事になりました。

この経験はその後、息子と暮らし始めてからの指針のようなものになったと思っていて、なかなかできない体験をさせてくれたお子さんたちに感謝の気持ちでいっぱいです。遊んでくれてありがとう (^^)