2017-11-15 やっと気づいた 詩 遠回りで帰る家までの道 秋色に染まる公園の並木道を 自転車で通り過ぎる 風が吹き揺れる木々から 枯葉がベンチへ ヒラヒラと 舞い落ちている 暖かい日差しが眩しくて 帽子を目深に被りなおしたら さっきまで 見えていなかった景色が 私の目に飛び込んできたから 振返ってみただけだけど おそらくずっとそこにあったであろう 今まで気がついてなかった風景が 突然あらわれたかのような錯覚に 翻弄されている私は 一体今まで何をみて 暮らしていたのだろうか…