ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

その花をみようともしなかった僕へ

誰かを『好き』だという

 

想いの種が

 

僕の中で育まれ

 

いくつもの

 

恋に落ちてきた

 

僕の中でその種が

 

芽をだすことはあっても

 

差し出した君の前で

 

花が開くように

 

魔法をかけて

 

プレゼントしていたから

 

僕の中に芽生えた種が

 

どんな形や色の花かも

 

知ることもなく

 

差し出していたんだ…

 

でもそれは、

 

本当の意味で好きだった

 

あの人へ

 

届けられない花束を

 

別の誰かへ

 

差し出していただけに

 

過ぎなかったのだと思う

 

僕が本当に欲しかったものは

 

僕自身が与えてきた

 

言葉や言い訳じゃなく

 

お日様が照らす

 

春の日差しの中で

 

丸まって眠る子猫のように

 

あの人の『ぬくもり』の中で

 

ただ、丸まっていたい

 

それだけなんじゃないかと

 

そう思ったりもしている

 

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