ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

落とし穴は底なし沼

今の自分の希望を

叶えるためにつく嘘は

マッチ売りの少女が寒い中

売れないマッチで

手を暖めながら

小さな炎の中に

自分の思い描く幸せを

眺めているのと同じで

一時しのぎにすぎない。

自分につく嘘も

他人につく嘘も

どっちも同じマヤカシなのに

その場しのぎで

今の気持ちを誤魔化して

その時だけの悦びを選ぶ

その一瞬だけについた

小さな嘘がやがて

自分自身が落ちる

大きな落とし穴となり

嘘のぬかるみの中で

苦しみ続けている…

私はそんな自分が好きな

ただ、愛に飢えた猛獣