籠の中の飛べない人
軸がないから
誰かや何かの籠が必要だったんだね
本当はみえない籠を
もう一人の自分は気がついていて
どうにかその籠からでたいと思っていたんだね
籠の扉は空いているのに
その籠の向こう側の世界を眺めては
『君は怪我をしてるから飛べないんだよ』と
昔、誰かに言われた事を抱きしめて
自分に呪文をかけてたんだね…
でも、そういう籠が必要な時もあるんだよ
だけど、君は飛べないわけでも
傷は癒えてないわけでもない
籠の中で君は沢山の事に気がつき
そしてたくさんの知恵と勇気を貰った
籠の中の暮らしは
君にとって準備期間だったんだよ…
さぁ、怖がらないで
ただその一歩を踏み出してごらん
飛ばなくても、飛べなくてもいい
ただその籠の向こう側に
心を踏み出す勇気が
君の明日への第一歩になるのだから
2016年2月19日 20:55 UTC+09