ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

今日の空

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昨日は蒸し暑かったですね。

そして、夕方から

天気が下り坂だということでしたが

無事綺麗な満月をみることができました。

そろそろ十五夜どんもやってきますね。

栗の季節になったから

あのケーキ屋さんのモンブラン

買いに行こうっと。

 

TEACCHの2デイの基礎講座を

初めて受講した時の講師が

メジボフ先生でした。

講座のはじめのほうで

自閉症の人たちの世界の切り取り方が

『木をみて森をみず』なのだということを

小さな懐中電灯を使い

説明してくださったことが

とても印象的でした。

講座の中で自閉症の人たちの

世界感を知った時

私が幼い頃から感じていた

違和感がわかったようで

私は少し安堵したような気もしたし

自閉症の人たちとは文化が違うんだ』

ということをいわれました。

そうだなーって思ったのです。

障害という言葉でひとくくりにされるより

『文化の違い』って言われたのは

なんだか嬉しかったのを覚えています。

障害じゃなくて、

もともと人がもっていた感覚を覚えていて

進化できていない人達なのだと

思うところもあったからです。

障害があっても同じ人間だし

日本や諸外国それぞれ文化が違うように

この世界の見え方や切り取り方は

異質ではなくてユニークなんだといったことを

講座の中でいわれた時は

息子が毎日みせてくれる変わった行動は

異質なものではなく

ユニークな行動に変わりました。

そんなお話を講座の最初に話されたことは

今でも覚えていますが、

そのTEACCHがライセンスビジネスで

忌み嫌われてしまっていたのは

TEACCHの構造化された指導が

悪いわけではなく

それらを日本へ持ち込み

広げようと思った人たちの思惑が

時を経て変わってしまったからだと

私は思います。

本当に良いものであれば

どんな人たちにも効果はあるはずです

でも、私や息子にとって一時期は

ただの苦しみの種でしかなかった時もありました。

それと、当時の私や私以外のモンペな保護者が

構造化された指導の導入を間違ったカタチで

教育現場に伝えたり、お願いしてきたことが

更なる誤解を生んでしまったと

私は思っています。

そして、そんな私を含むモンペな保護者を

増長させたのは他でもない

支援者であったとも思います。

だから、私はTEACCH事態は

悪くないと思っています。

誤解を生んでしまった原因は

私たち親又は支援者でもあることを

肝に銘じることだと思います。

どんな凄い人の講座を受けても

受講者側の受け取り方が

ねじ曲がった受け取り方をすることで

宗教と同じように、

思想の違いで全く別のものに

なってしまうと私は思います。

というか、現にもうそうなっていますよね。

おそらく…

だからこそ、今の日本は

『療育バイキング国』になっていて

選べるからこその親の主体性が問われ

そこの真ん中にいるのは

子ども又は当事者であることを

忘れてはいけないと思ったりします