ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

夏休みの思ひ出2018⑤

いつも通り過ぎていた「コレジヨ館」へ立ち寄ると

私たち以外にお客様がどうやらいなさそう…。

館内にはいり料金を払うと

施設の方がなんだか館内を

案内してくださるこということで

なんだか、ビップ待遇な気持ちに。

息子と2人施設のスタッフの方の後をついて

館内を見学することができました。

最終的には館内の案内をしてもらったほうが

よかったと思いました。

というのも、資料館の資料をみるだけでは

どういった資料なのかの意味がわからなければ

なぜ、残してあるのかなんて

興味関心の低い人たちにとっては意味不ですよね。

で、今回知ったのは、

コレジヨ」という言葉はポルトガル語

「大学」という意味らしく

キリスト教の大学が安土桃山時代

天草の河浦の一町田にあったらしくて。

地元では通称「いっちょだ」といわれる

とってもマイナーな場所にあったらしく

なんで?こんな場所に?って思ったら

やっぱり、隠されたということらしいです。

詳しくはしらないのですけど…。

で、この資料館にはレプリカになりますが

貴重な資料がいくつかあるのです。

南蛮船模型、印刷機、西洋の古楽器などが

展示されています。

私が感動したのは、南蛮船模型と楽器と

当時使節団が着ていた服のレプリカです。

 

古楽器いろいろ

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グーテンベルク印刷機

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後、太陽と北極星の位置から現在地を調べるような

分度器みたいな道具もあって

施設のスタッフの方から

「マゼランがーーーーー」的な話が出てきた時

鳥肌たちまくりました。

※個人的見解ですのであしからず。。。

グーテンベルク印刷機で印刷されていた著書があって

それらの本物は大英博物館にあるらしいのですが

そのレプリカがいくつか展示されています。

資料館ですから、資料がおかれていますが

それらに纏わるエトセトラなお話のほうが

実はとっても大切なお話だったりするので、

きちんと知りたいという方は

館内をスタッフの方へ案内していただくことを

オススメします!

後、いろいろな古楽器の中に

竹のパイプオルガンがあるんですけど

弾かせてもらいましたら

とっても素敵な音色なのです。

安土桃山時代には、コレジヨの大学生の人たちが

この古楽器で演奏をしていたのだとか。

※資料館にあるのは当時のレプリカです。

それで、秀吉の前で演奏したらしく

秀吉が気に入った曲があるのだとか。

そして、その曲が再現され

CD化されているらしいですよ。

資料ということなのでワンコインの500円とのこと。

欲しい方は資料館へお訪ねください。

たしか視聴ができたような…。。。

 

こんな身近な場所に

なんだか貴重な資料があったなんて

しかも、キリスト教の大学もあったなんて

今年は知らなかったことを知ったことで

知らない事は良いこともあるけど

知らない事は罪でもあるよなぁーーーと

思い知ってばかりの夏の真ん中あたりに

私の真ん中の何かも切り替わる

きっかけとなったように思います。

アハ体験だったかも。。。

 

印刷機で刷られていたイソップ寓話にちなんで芸術家の方がオブジェを制作されたとのことで、それらの展示もされてます。

 

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夏休みの思ひ出2018⑥へつづく