ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

積極奇異から孤立へ③

 『おひとりさま活動』を再開したぐらいだったでしょうか。息子の通園していた機関で知り合ったママ友(ASD)と仲良くなり、たまに2人だけで会って話していました。いつの頃からか、私は自分と似たようなタイプではなく真逆の人と仲良くなったり、知り合うことが多く、そういった人たちに救われてきました。ただ、考え方や感じ方は違っても、大切にしている根っこの部分は同じ感覚なことが多く、そういった人たちと仲良くなり親密になっていくことが多かったなぁと思います。

そのママ友のお子さんとうちの子も全く真逆のタイプでうちの子はカナータイプ、そのお子さんはアスペルガー症候群でした。知的な遅れを伴っているか伴っていないかは違うけれども、自閉症スペクトラムの特性は子どもたち二人とも色濃かったのです。ただ、子どもたちに表出している特性は全然違うものでした。そして、うちの子は『孤立』私は『積極奇異』、ママ友のお子さんは『積極奇異』ママ友は『孤立』といった具合でした(苦笑)なので、私たちは我が子の特性や自分たちの体験などをすり合わせるなどして療育にいかしたり、なんといいますか『2人自助会』を行っていたようなものでした。私たちの場合には、その当時、互いに進みたい方向性の向きが同じだったので、それはそれは有意義な時間となっていたし、お互いの悩み相談などもしていました。その当時の私はかなりグダグダで主体性のない人間だったので、真反対の彼女の行動は私にとってとても新鮮でした。年下だったけれど、彼女のおかげでウダウダ考えていた悩みが解決されていくことも多く、いろんなことに気がつくことになりました。彼女との出会いが長年感じていた『みえない鳥籠』に気がつくきっかけになったといっても過言ではないと思います。そんな彼女は『孤立タイプ』だったことで、学生時代のイジメは有り難かったといっていました(笑)1人のほうが楽だったからと…。

そんな『孤立タイプ』の彼女の感覚を自分の中にインストールしはじめて、楽にはなったことはあるものの、彼女のようになれない自分にもコンプレックスを持つことにもなるわけです。そして、それからの私は、無意識に自分を取り戻すことを求めていたこととにあわせて、その当時スピリチュアルブームでもあったことから、みえない世界に身を委ねてしまい、私は底なし沼のように落ちていくことになりました。『孤立タイプ』を目指しているのに、心がついていかず悶々とするばかりで、“やっぱり1人は寂しい” “私も仲間が欲しい。だけど、上手くできない” 仕方ないと頭でわかってても、寂しさに負けてしまうそんな自分自身も嫌で嫌でたまらない時期はありましたが、様々な体験や人との出会いの中で少しずつ解消されてはいきました。ただ、長かった。。。どんな体験も私の人生にとって、意味のある出来事だったと思えるようになれたのは『主体性』をとり戻せたからこそですが、これが『愛着の不具合』や『原始反射』が起因するものだったりすることはわかっている人たちもいただろうけれど、私がそちらの方向をみようとしなかった又は探ろうとしなかったことがとても悔やまれてなりません。もし、早い段階でこれらを解決できていれば、しなくてもいい数々の失敗をせず、私自身が私を傷つけることはなかったかもしれないわけですから…。と、今更悔やんでも仕方ないですよね(苦笑)

スピブームに身を委ねたことで私は大きな勘違いをし、強制終了からの人生の再構築といいますか、生きながらにして『死と再生』を味わうことになり、生きなおしをすることになったのが今から9年前になります。『孤立』を目指し『おひとりさま活動』を練習していたことが、強制終了後の入院生活でとても役に立つことになりました。それからも『トライ&エラー』を繰り返しながら、辿り着いたのがどうやら下記の時期のようです。※昨日Facebookを辿っていたところ記事をみつけました。

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(2016年3月16日Facebookより)

 

思春期までー積極奇異

思春期から20代後半ー受動型

20代後半から今ー孤立

 

今一匹狼が自分には1番あってると思う
◎時々積極奇異の体質を発動させる
 積極奇異を発動させて失敗したら
 気にしないで開きなおる
◎他者に迷惑をおかけする事になったら
 言い訳せず素直に謝る(これ大事にしてる)
◎息のできないグループ活動は参加しない
 間違って参加したら次からは参加しない

仕事だとほぼ支障はない
1番トラブルのは昼休みとプライベート。
お昼休みがある場合には
さっさと食事をすませ
なるべく女子トークには入らない
同僚とはプライベートのつきあいはしない
同僚といつの間にか仲良しになって
気があったら連絡とりあうような感じ
それもほぼなくなりつつある
なるべく自分からは誘ったり相談しない
よっぽどの人しか濃い話はしない様にしている

 

とりあえず覚え書き

 

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現在の私はこれから更に進化したとは思っていますが、チャレンジしてないので、今辿り着いていることが有効かどうかはわかりませんが、こんな箇条書きも必要ないくらいの域に到達できている気もします。今辿り着いている域ははじめての感覚なので、これから解っていくことになるのだろうと思います。とりあえず、次のステージへの準備ができたような感覚があります。ただ、こうして記事にまとめながら、ふと思ったのは、『積極奇異』『受動』『孤立』という3タイプは、原始反射の不具合が大きく関係しているような気がしてなりません。そう仮定すると、自閉症スペクトラム界隈でいわれているこの3タイプは、身体方面からのアプローチで改善されるのではないか? とも思うにいたっています。私は意識的に変えようとしたけれど、なかなか変えることは難しく時間を要しました。原始反射のことを知ったことで、私に現れていた『積極奇異』の特性がどういったことが起因になっているのかは導けるような気がします。とりあえず、私の中では漠然としたことがありますが、言語化できません。私と同じように感じていらっしゃる方がいらっしゃるとするなら、どなたか言語化をお願いします。。。