ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

愛しさの裏返し

(2009.07.19 入院中の日記より

 

人は1人

 

1人の時の寂しさより

 

2人の時の寂しさは

 

それ以上に感じるもの

 

1人ででも

 

寂しい時間を

 

上手に過ごせるようになれば

 

寂しさが

 

『距離感』という形を

 

知るきっかけになると思う

 

寂しさは

 

自分への愛しさの裏返し

 

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この時期は大分元気になり

 

閉鎖病棟でも解放された病棟に

 

移ったくらいの時でした。

 

絵を書き筆ペンで書いた

 

短い詩を添えて

 

その当時病院で仲良かった人たちに

 

渡していました。

 

この詩は、男性の方で

 

見た目は肉食系なのに

 

中身は女の子みたいな人へ

 

落ちてきた詩です。

 

失恋して忘れられない人がいて

 

寂しいんだとか

 

運命の人がいないかと

 

探しているような人でした。

 

私は、この時

 

実はなぜこの人が寂しいのかは

 

手にとるようにわかっていました。

 

冬の時期は暖かい場所を求めて

 

越冬する渡り鳥みたいな人だと。

 

自分にとって居心地のよい場所でしか

 

生きていけない人なんだって。

 

俗に言うプレイボーイというやつです

 

でも、それは本人が気がつかなければ

 

どうすることもできません。

 

それで本人が幸せなら

 

いいんだろうと思うのです。

 

ただ、寂しさは本当の意味で

 

満たされることはなく

 

永遠の孤独を味わうことも

 

またその人の運命なのかもしれないので。