ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

種蒔き

ギザギザの葉っぱで

まあるくて黄色いお花のタンポポ

踏まれてぺちゃんこになっても

また天に向かって葉を広げ

花を咲かせる

太陽の光とともに

花びらを開閉し

花が終わりを告げると

今度はフワフワの綿毛になる

その綿毛は種の集合体

種のひとつひとつに

綿毛のタケコプターがつき

風に吹かれるなどして

ひとつひとつ

今の場所とは違うどこかに

旅をすることもある

一体どれくらいの時間

どれくらい遠くまで

種は運ばれるのだろうか...と

そんなことに思いを馳せてみたら

ふと、私も過去に

無意識な種蒔きが

できていただろうか?

私自身だけでなく

誰かの心と言われる〝場所〟に

種蒔きすることはできたのだろうか?

そしてその種はどこかに運ばれ

誰かの中で芽吹いただろうか?

もしその種が芽吹き

花を咲かせることができなら

どんな花を咲かせたのだろう...

そして、その場所で

咲いてるあなたをみて

「はじめまして」

と向日葵みたいな

あたたかい笑顔で

語りかけてくれる

そんな人に出会える場所で

咲いていたら嬉しいな...

 

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