ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

立留れずに

死んだように生きている人
生きているのに魂の抜けたような人
みえないパイプや糸に繋がれて
生かされてる人...
私は今までどれも体験していたと思う


みえないパイプや糸に繋がれ
お人形のような扱いをされていた時は
本当に苦しかった
苦しかったのにどうにもできずにいた
必要かもしれないパイプや糸まで
切ったり抜いたりしても


みえない刻まれたバーコードで管理され
たくさんの人のエゴの沼に足を掴まれ
浮き輪だと思っていた薬や
他者からの支えが
私をただただ苦しめ続けた

「ほら、岸は後少し、頑張れ」

時折聞こえてくる心の声に足をとられ
私はわたしの人生の泳ぎ方を忘れてしまった。


誰かの掛け声に合わせ
泳ぎ方の指導やアドバイスを受け
自分自身の感情の海の中で
必死に泳いでいた。
本当は足がつくかもしれないのに
その場で立ち止まることなく
溺れないように、流されないように
時々後ろを振り返りながら
必死でもがくように泳いでいた。


誰かにつけられていた足枷にも気がつかず
嫌、気がつかないふりをして
自ら荒波の向こう側を目指し
浅瀬の海をずっと泳いで
生きていたんだ。おそらく。

 

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