感情も何もない色褪せぬ思い出
キラキラと輝くお日様に
照らされる水面が
キラキラと輝き
眩し過ぎて
瞼が閉じてしまうと
風と共に潮の香りが漂い
幼き頃の思い出が
瞼の裏でざわざわしはじめる
いつの間にか気がつかぬ間に
息が止まっている自分に
気づく時がある
まだ幼かったあの日
私は叔母と海に行った
何かのはずみで
私は海に落ちてしまう
気がついた時には
もう1人の自分が
海の中で泣きながら
もがいている。
それを私は
まるでテレビでも
みてるかのように
息を飲んでみつめている
もう40年近く前の出来事を
私はまだ覚えている
感情のない
ただの動画と
鈍い音だけの色焦ることない
今でも不思議な思い出