ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

旧ブログ2016-08-20

☆2016年6月6日から2016年11月28日まで旧ブログ「これまでイマココこれから」より

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2016-08-20 08:10:30 | ひとりごと

 

業界七不思議

障害の有無に関わらず『内面がない』人というのはどんな人だろうと

昨日ずっと考えていました。

私は人以外の動物も植物でも『内面がある』と思ってるから

『内面がない』と言い切る人たちの気持ちが理解できません。

今のところの私の考えは

『内面がない』人がいると思う人こそ『人としての内面がない』

そういう風に思うと私には、しっくりきています。



発達障害界隈では

これまでに当事者の偽物疑惑が何度もありました。

そして、その偽物扱いする人たちというのは

残念なことに、当事者、保護者、支援者、医師でした。

偽物疑惑と内面がないと思っているのが身内というところが

発達障害の業界の七不思議だと個人的に思っています。

自閉症スペクトラムの重度の人たちには

『内面がない』と思っている保護者がいるのは

本当に残念でなりません。

そして、そういうことをいう人たちは

エビデンスにこだわりを持っている

というのが特徴なのかもしれないなと気がつきました。

ああ、そうか。

『根拠がない=見えないモノはない』なんだろうな。

だから『内面はない』になるのかもしれない。

ということは、


『みえない』『聞こえない』 と思ってる人は

『みてない』『聞いてない』ということにもなるよなぁ。


話し言葉や文字だけが言語ではなく

みえない聞こえない言語があって

それが非言語性コミュニケーションになるわけだけど、

その割合は90%らしいのです。

それだけ、私たちは『みえない言葉』も含めて

コミュニケーションをとってることになるわけです。

表情、声色、身振り手振り、アイコンタクト、雰囲気…

言語や文字で伝える術を持たない人は

みえない言葉でみえない思いを伝えられていないだけだから

『内面がない』といえないと私は思うのです。

空気と同じです。

『ない』んじゃなくて『ある』のです。

それを見えない聞こえない『ない』と思っているのは

自分たちだということに

早く気がついたらいいのになぁと思います。

そして、偽物扱いする人たちは

もう一度、自閉症のお勉強をしたほうがいいと思います。

偽物扱いする人たちは自分の知ってる

発達障害の特性とは違うモノを持っていたり

感じ方や考え方が違う当事者のことを

偽物扱いする人が多いと思います。

特に自閉圏。

自閉症スペクトラムは、

特性の濃度の違いではなくて、特性の違いです。

濃度は自閉症の特性の表出が色濃くみえているか薄くみえているかの違い。

『みんな違ってみんないい』

『100人いれば100通り』

って言われてるでしょう?

なのになんで自分の思う理想の当事者像の中に入らない当事者のことを

偽物扱いするのでしょうか?

ましてや、本来医師なら沢山お勉強されていらっしゃるはずです。

そんな医師が、当事者を偽物扱いすることがとても不思議でなりません。

それは偽物と言われた当事者の人を傷つけるだけでなく

その当事者の方を診断した同業者の医師のことも

ダメ出ししてることになるんですが

そこのところは、どう思ってらっしゃるのでしょうか?

私にとって、このことも業界七不思議の1つです。