ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

旧ブログ2016-08-18

☆2016年6月6日から2016年11月28日まで旧ブログ「これまでイマココこれから」より

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2016-08-18 06:55:11 | ひとりごと

 

点と点が結ばれる日

 

自閉圏の人たちの代表的な特性の1つに「木をみて森をみず」とある

確かにそうだなと思ったりする。

物事を点レベルではみているけれども

上手く全体像を捉えることが下手くそだ。

その点は他の点と繋がりがあり、

またその点は全体の中の1つであるということに気がつくのに

ズレが生じてその時点では理解できないだけだ。

物事は連続していて繋がりがあるという線や面を感じる力が弱いのに対して

点レベルの知識や理解は一般脳の人はかなわないくらい知っていることも多く

またその点の世界の見え方や受け取り方が独特なのも特徴だといえる。

ただ、その点レベルの物事に対して興味に関心が薄いと

その点にまで到達しないことになってしまう。

何故なら、本人にとって今のやり方では

何故それが今の自分に必要なのか

何故それらが面白いのか

何故それをすることが自分にとって意味があるのか

それらがわかりずらかったり全体像を知るための意図が読めないことや

面白みにかけることで興味関心を持ってくれないのではないかと思ったりする

でも、視覚からインプットはされている

とりあえず全くインプットされていないわけではなく

格納されている状態なのが自閉症の脳だと私は思っている

ある日その点の臨界点を超え、

その点と点が結ばれる時、今まで出来なかったことが

嘘のように出来てしまう時がある。

まるでフランスやイタリア映画のように

高揚感のない淡々とした物語の積み重ねが

最後の5分間で全て繋がり、最後の最後に、感動する。

一見意味のないと思えた1つ1つの場面が

最後5分のこのセリフのために必要だったのだと思えるように…。

物事を理解するということに順番が必要な時ももあるが

私や子どものようなタイプの脳みそのは

意味を先に知るよりも答えが先で、なんでそうなるのかの意味は後からのほうが

理解しやすいこともある。(私や子どもはこっちのタイプ)

日本の教育は答えにたどり着くまでに

回りくどい説明や概念が先で、その説明や概念の面白みにかける

私にとって高揚感の少ない学びはつまづくことが多いなと最近気がついた 笑

私自身が小学生や中学生時代に知ってはいたけど

意味がきちんと理解できたのは

大人になってからのことが実は多い 笑

最近、40を超えて点と点が結ばれたことがあった。

伏線をたくさん張り巡らせていたのは自分自身だったこともわかった。

生きることがこんなにも楽しいと思える日がきたことに

感謝をしたいと思う。