ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

旧ブログ2016-08-02

☆2016年6月6日から2016年11月28日まで旧ブログ「これまでイマココこれから」より

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2016-08-02 05:35:33 | ひとりごと
 

足し算療育から卒業しませんか?

生き方でもなんにでも置き換えられることだと思うのですが

私も以前は、足し算やかけ算的なものの考え方をしていました。

自分に欠けてるもの足りないものを付けたそうとばかりしていました。

だから子どもへの療育も子どもの欠けてるところはないがしろにして

欠けてるところを補うような支援をしていたように思います。

イヤ、補うだけの支援のスタイルに囚われていました。

この数年で私と子どもが元気になってきたのは

付け足したり、補うような療育をベースにすることをやめて

身体を元気な状態にして、やる気のでる身体作りをキープする

日々のコンディショニングを大切にすることに変えました。

こよりさんの著書「支援者なくとも自閉っ子は育つ」の中にある

ジャガイモやキュウリをトマトやメロンにしようとするような子育てはやめました。

足したり掛けたりしてもの足りなさを感じているなら

足したり掛けたりするような療育から一度離れてみませんか?

もし、今、お子さんへやってることがうまくいってないと思うなら

日常生活やお子さんのできてないところがなぜできないのかを

もう少し違った視点から観察してみてみられることをオススメします。

子どもができてないと思うのは障害の軽重に関係なく

《なぜうちの子にはできないのか》を別の視点から考察してみると

今まで子どもができなかったのは何故なのかとか

失っていた希望を取り戻せることに繋がると思います。

認知へのアプローチではない身体アプローチが何故今必要とされているのかが

とてもわかりやすく描かれている著書が栗本氏著書の黄色い本と芋本です。

この本を読んだ時、私や子どもへのアプローチの方法が

燻っていたのが何故なのか?がやっとわかりました。

私も子どもも「やる気の起きない身体」だっただけで

「できない人」ではないかもしれないとわかった時に希望を持ちました

身体のコンディショニングが整っていくにつれて

私だけではなく、子どもの認知の力も伸び、生活の質が上がったように思います。

幼児期から手順書を使って様々なことに取り組んできましたが

うちの子どもの場合には、手順をみることが妨げなっていたようなところも見受けられ

身体が整い始めたら、手順書がなくともシャツのボタンの付け外しができるようになったり

今まで足してきた療育が今やっと一つずつ実を結んでいっています。

それはやる気の起きる身体になってきたことで、

「やってみよう」になって、やってみたらできたになっているのだと思います

私が一番嬉しく思っていることは、

いつも顔色が悪くしかめっ面だった子どもの顔色が良くなり笑顔が増えたことです。

私のことも最近は「お母さん」と呼んでくれるようになりました(^^)

そんな、細やかな幸せを家族みんなで今噛み締めています。