ワタシの暮らしの忘備録

空と海の間で暮らした、私のこれまでイマココこれから

旧ブログ2016-07-05

☆2016年6月6日から2016年11月28日まで旧ブログ「これまでイマココこれから」より

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2016-07-05 07:20:49 | 私のこと

 

のっとられ現象①

私が人との違いに気がついたのは中学生の頃

そして、自分が精神的に

おかしいような気がすると思ったのは大人になってから

子どもが知的な遅れを伴う自閉症と診断とわかった時に

いろんなタイプの方の当事者の著書を読んだ。

その中でも私が1番刺激を受けた著書は

藤家寛子さんの「他の誰かになりたかった」だった。

藤家さんの著書は、子どもというより

長年自分に表出していた症状が似ていた事に衝撃を受けた

私は10代後半から憑依体質になってしまい

お祓いにお金を使い何度もお祓いを受けていた。

自分でも何故、憑依された状態になってしまうのか

幽霊さんに身体を乗っ取られてしまうのか

不思議で仕方がなく、まして霊媒体質なのか?といえば

そんなに的中していたわけでもなかった。

憑依された状態になってしまうと身体が硬直し

エクソシストの映画のように身体がガタガタと痙攣しはじめる。

息が止まった訳ではないけど、息が止まったような感じにもなる。

家から飛び出そうとしてみたり

首を絞めたり、なきじゃくったり…そんな事が起きていた。

私の場合は、自分ではない誰かに身体をのっとられ

泣きながら、怒りに震えながらという感じで

ありもしない現実離れした話をし始める。

名もない人たちが一度にどんどん入れ替わっていく。

そして、私は私の内側でのっとられている

自分の状態を檻の中でみて

自分とのっとっている人を感じているという

摩訶不思議な現象を感じ

私はそんな状況をほとんど覚えていた。

だから、私は時々自分が演技してるのではないかと悩んだ事もあった

藤家さんの症状と全く同じではなかったけれど

私に現れているのは憑依ではなく

もしかしたら、私は精神的な病気なのかもと思い、

その「のっとられ現象」に向き合うきっかけになった著書が

藤家さんの処女作「他の誰かになりたかった」だった。

診断名は主治医には聞いていないので診断は受けていないが

病院の先生は別に治してくれたわけではなかった。

そんな症状は約10年は続いた。

一時期はその現象が全くなかった時期もあったりしたけれど

時々は起こってしまい、油断すると「のっとられ現象」が起こっていた

もしかしたら人格障害のようなものかもと思ってからは

お祓いする事は無くなったが

頻繁に起きていたのも無くなっていき

治ったと思っていた矢先に人格障害のドラマをみた事で、再発。

またその現象が起こるようになってしまったので

もういい加減ちゃんと治したくて

自分に真正面から向き合う事にし

鹿児島で相談したら、診断名は言われなかった。

ただ私の場合は「人の中で立ち回る事が下手なだけだよ」と言われたので

それから他者との関係性での自分を見つめていき

自分が支配下の中で生きていた事が多かった事に気がつき

どんな人にも嫌われたくないという事や人の目が気になる事

自分の中にいる悪魔のような自分と

天使のような自分が相反している事

どんな自分も自分の気持ちであり

それを一方の正しさで縛らない事…etcを

1人行動や1人時間が私の暮らしのベースにした事で

ほとんど「のっとられ現象」は無くなったのだった

最近は全くのっとられていない (笑)

何故かというと、自分の気持ちに

嘘をつかなくてもよくなったからだと思う。

どんな自分も好きになってきたからだと思う。

いい子の自分も悪い子の自分も同じ1人の私。

どんな自分も受け入れられる自分になったから

もう大丈夫のような気もしている


続く→